株式会社豊田自動織機
トヨタ不動産株式会社
トヨタ自動車株式会社
トヨタグループは「幸せの量産」を使命に、「モビリティカンパニーへの変革」にチャレンジするとともに、これらを通じて日本ひいては世界のモビリティ産業の発展に貢献することを目指しています。
本日、トヨタ不動産株式会社(以下、トヨタ不動産)が「株式会社豊田自動織機の株券等に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ」を公表しました。同お知らせに記載の株式会社豊田自動織機(以下、豊田自動織機)株式に対する公開買付けおよび同社の非公開化を目的とした一連の取引に、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ自動車)、株式会社アイシン(以下、アイシン)、株式会社デンソー(以下、デンソー)及び豊田通商株式会社(以下、豊田通商)も参画します。
非公開化にあたっては、新たに持ち株会社を設立し、トヨタグループが株主であるトヨタ不動産が約1,800億円の出資を行い、トヨタグループとの連携・協調を実現してまいります。豊田章男氏は本件に対するコミットメントの観点で10億円の出資を行います。加えて、トヨタ自動車は議決権を持たない優先株で約7,000億円の出資を行います。これらは上場時にトヨタ不動産、豊田章男氏、トヨタ自動車が保有していた豊田自動織機株式を売却し、改めて一部を再出資することを予定するものです。
さらに、トヨタ自動車、アイシン、デンソーおよび豊田通商は保有する豊田自動織機の株式の売却を行い、同時に豊田自動織機が保有する株式の自己株式公開買付けを行います。これにより、豊田自動織機と4社間の株式の持合いは解消されます。なお、トヨタ自動車による優先株出資は継続します。
トヨタグループはモビリティカンパニーへの変革に向け、ヒト、モノ、情報、エネルギーの移動に着目し、取り組みを進めています。その中で、豊田自動織機は「モノ」に関し、多様化・高度化する物流現場のニーズに応えるため、フォークリフトなど物流機器の自動運転技術や物流管理のソフトウエア、環境性能に優れたパワートレインの開発に注力しており、今後はモノの動きに関するデータ活用にも取り組んでいきます。
豊田自動織機はこのたびの株式非公開化を通じ、トヨタグループでの更なる連携強化を図り、このような取り組みをダイナミックかつスピーディーに進め、グループ変革のための「モノ」のモビリティ領域をけん引してまいります。
トヨタグループ各社はグループの更なる成長の実現のため、2023年度より資本関係の見直しに取り組んでおります。引き続き、モビリティカンパニーの最適なフォーメーションづくりやあるべき資本のあり方の協議を進め、競争力の維持・向上を図っていきます。
今後もより豊かな未来をつくり、必要とされ続けるトヨタグループであるため、グループ一丸となり、変革を進めてまいります。